2011年11月23日

直下型地震にも注意が必要です!

地震が発生する原因には大きく分けて2種類あるといわれています。

ひとつは先日発生した、東北地方太平洋沖地震の様に、プレート同士のせめぎ合いで起きる「プレート型地震」。
もうひとつは「直下型地震」と呼ばれる、海底プレート等の動きにより地下から生じるエネルギーが、内陸部を変形させ地層にずれが生じる際に起こる地震です。断層は一度できると、次からはこの断層に沿ってずれが生じ地震が起こります。

この様にしてできる断層のうち、現在でも活動しているとみられるものを特に「活断層」と呼びます。

現在日本には約2000程の活断層があると言われており、まだ発見されていないものも含めれば、さらに多くの活断層があるとされています。

その中でも、大阪の周辺は断層の集まりで、大阪湾は東西南北すべて活断層で取り囲まれています。

断層.gif




株式会社ナカタのすぐそばにも、上町断層帯に属する「長居断層」が走っています。

断層地図.bmp




そして大阪湾の東側に上町断層があります。


この上町断層は、今後30年の間に地震が発生する確立の最大値が3%以上とされており、我が国の主な活断層の中では高いグループに属することになります。


上町断層は、大阪の町の直下を縦断しています。大阪市の直下を通り、堺市まで全長約45kmあります。


上町断層のずれは、1万年程度の間隔で繰り返されていますが、前回の地震から1万5000年〜9000年以上経っており、もはやいつずれが起きてもおかしくない状況に差し掛かっています。

もしもこの断層で地震が起きた場合、大阪周辺域に甚大なる被害が出ることが想定されています。


大阪府の上町断層についての被害想定は以下のようなものとなっています。


中央防災会議の想定では、上町断層帯地震の規模は阪神大震災を上回るマグニチュード7・6。被害は死者総数4万2000人で首都直下型地震で想定されている数(全壊・焼失85万棟、死者1万3000人)の約3・5倍です。
大阪の中心街、豊中市、吹田市、堺市がそれぞれ震度7 、それらの周辺地域は震度6強で、大阪市危機管理室の被害想定によると、大阪市内の建物のほぼ55%が全半壊するとされています。

被害の表.gif

大阪市内には旧建築基準法時代の古い木造住宅が未だ多く存在しており、またその密度も全国トップクラスであることが被害想定数を引き上げている要因となっています。阪神淡路大震災時に死亡原因の80%を占めたのが「建物倒壊による窒息など」であった事から考えても、その被害の大きさは計り知れません。


現在大阪府でも、大阪市をはじめとする各自治体において、災害に備えて被害を少しでも食い止めるべく、住宅の耐震診断・改修補助制度が設けられ、住まいの耐震化が進められています。

明日、起きるかもしれない地震に備えて、是非耐震診断を受けられる事をおすすめします。


備考:もし、どこに断層が存在しているか知りたい場合は、国土地理院のページ(http://www1.gsi.go.jp/geowww/bousai/menu.html)より、全国の断層位置図をみる事ができます。又、この地図は本屋さんでも購入が可能です。


posted by 株式会社ナカタ at 17:48| 耐震日記

2011年10月28日

中古住宅取得の際の住宅ローン減税について


こんにちは、今日は知っていると知らないとでは大違いな中古住宅取得の際の住宅ローン減税についてお伝えしたいと思います。

ご存知の通り、住宅ローン減税とは、居住用の住宅を購入した際、借入金の一定割合を所得税や住民税から控除するもので、納税者の税負担を軽減する効果とともに、住宅購入促進による景気回復を見込んだ国による制度となっています。
本来ならば2008年に一旦終了する予定でしたが、昨今の経済状況を考慮し、適用期間が5年間延長されると共に、その軽減率もアップして、現在大変お得な制度となっています。
但し、この住宅ローン控除についてはローンを組み住宅を購入した人がだれでも受けられると言うものではなく、定められた条件を満たした場合のみ控除が受けられることになっています。

その一つに、中古住宅の場合、非耐火構造の木造住宅では築20年未満のものに限るというものがあります。このような事から、築年数が規定以上経過してしまっている中古住宅を購入する場合、控除を受ける事をあきらめてしまう人が多いのですが、実は築年数が古い建物でも住宅ローン減税を受ける事は可能です。

それは、建物が新耐震基準へ適合している建物である場合です。建物が新耐震基準へ適合していることをあらわす書類を「耐震基準適合証明書」といいますが、この「耐震基準適合証明書」付きの物件であれば、築年数が20年以上の木造住宅であっても住宅ローン控除を受けることができるのです。

建物を新耐震基準に適合させる為には、耐震診断を受け、上部構造評点という建物の強さの評価で1.0以上の数値を保有している事が証明されればよく、もし、評点が1.0を下回った場合でも耐震改修工事を施したのち上部構造評点が1.0以上になれば、その建物は新耐震基準を満たしていると認められます。
これに基づき発行されるのが「耐震基準適合証明書」であり、指定性能評価機関や、建築士事務所に所属する建築士に発行してもらう事が可能です。

但し、ここで気をつけなければならないのは、購入する物件の引渡し前に新耐震基準を満たしていなければならないという事です。ですので、中古住宅を購入時に住宅ローン控除を受けたい場合、購入の条件として耐震診断や耐震改修工事を完了させておくという事も一つの方法であると思います。又この様な事にうまく対応して貰える仲介業者を見つける事も大切です。

さらに、耐震基準適合証明書を取得する事で、不動産購入時に発生する「登録免許税」や「不動産取得税」の減免や地震保険料の10%割引、さらに中古住宅に評点が1.0以上となる耐震改修を施した場合には、固定資産税の控除を受ける事ができるなどお得な事が盛りだくさんです。

以上、知らないと損をする(かも)な住宅ローン控除にまつわるお話でした。

<備考>住宅ローン控除の適用額
住宅ローン減税一覧表2.gif
posted by 株式会社ナカタ at 12:50| 耐震日記

2011年09月29日

耐震診断士の思い出話

年齢不詳診断士の丸目です。お蔭様で当社も創業7年目を迎えようとしています。この丸6年間、耐震診断を沢山させて頂きましたが、面白かった事、苦しかった事など、様々な思い出があります。又、お客様とはそれこそお家の事から家族の事まで色々なお話をさせていただきますので、どのお客様もとても思い出深くよく覚えています。

そこで今回は、その中からいくつか思い出話を少しさせていただこうと思います。

これは、以前診断させて頂いたお家での気の毒な思い出です。
耐震診断へお伺いしますと、御主人様がご一緒に屋根裏や床下の点検をされたいとおっしゃられる事がよくあります。

通常、屋根裏の点検の際には、2階の押入の中にある天袋から屋根裏へと入っていきます。洋室の天井というのは元々、多少強く作られており、少々上に乗っても大丈夫なのですが、和室の天井はそういう訳にはいきません。

和天井.jpg

その日もいつも通り、天袋から丸太梁を目指して狭い天井裏を入っていくと、後に続いて御主人様が一生懸命天井裏へと入ってこられました。

そこは和室上の天井でしたので、私が御主人様へ「決して天井板には体重をかけず、梁の上をレスキュー隊の様に腹ばいになって、ゆっくり進んできて下さい」と言った矢先、余りの狭さと暑さで御主人様がついうっかり天井板の上に足を載せてしまわれました。

屋根裏.JPG

すると案の定天井板は『バァーン』と大きな音とともに一部外れてしまいました。御主人様は「どうしよう・・」といって慌てておられましたので、私は「とにかく元の部屋へ戻って待っていてください」と言い、御主人様がもと来た入口から室内へと戻った瞬間。。。

そこの部屋に居られた奥様から「何してんのー!診断する前から修理しなあかん様になってしまったやんかー」と叱られている声が聞こえてきました。

私は、御主人様が気の毒でまさか笑う訳にもいかず、速やかに点検を終了し、天袋からお二人の居る部屋へと戻りました。すると奥様から、「この天井直すのにいくら掛かるん?」と聞かれましたので、少し申し訳ない気持ちになりながら、お値段をお伝えし、このお家の診断を終わりました。

次に、苦しかった思い出ですが、耐震診断では、屋根裏や床下などに入ります。夏場などは屋根裏へ上がると、屋根裏の温度は65℃位まで上がっています。お客様も心配して下さり、診断が終わるとよく冷たいお茶などを出していただいたりして、とてもありがたく思います。

これも、そんなとても暑かった日のお話です。
その日も、連日の猛暑続きで大変暑い中での診断でした。いつもと同じ段取りで、お家の外側の点検、お部屋の中からの点検が終わった後、いよいよ恐怖の屋根裏と床下の点検です。意を決して屋根裏に入り、汗だくになりながら何とか屋根裏の点検を終了し、今度は床下へ潜っていると、診断のお家へ来客があった気配を感じました。御主人様と奥様が玄関の所でそのお客様とお話をされているご様子でしたので、診断をなるべく早く終わらせてさし上げようと思い、自衛隊よりも早いほふく前進で床下を這っていたところ、余りの暑さと体力以上の動きにより、急激に足がつってきました。
あの日に床下で感じた喉の渇きと、足の痛みは今でも忘れる事のできない思い出になっています。

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最後に、これは少し悲しい思い出ですが、中古のお家を購入された若いご夫婦から依頼があり、診断にお伺いした時のことです。

ご夫婦へ診断を受けようと思った経緯をお聞きしたところ、中古でご購入された後、お家を綺麗にリフォームされ、不動産屋さんにも強いお家になっていますと言われていたのですが、やはりそこは一度専門家にも診て欲しいとの思いから診断を申し込まれたとの事でした。

診断を進めていくと、リフォームの過程で、リビングやダイニングを一体化させ広い空間へ変える為に、大切な柱や壁を抜いてしまっている様に見受けられました。

診断が終了し、ご夫婦も結果を楽しみにしておられましたので、少しでも良い結果が出るといいのだけれどと思いながら診断書を作成し、計算してみるとやはり結果は余り良くないものとなりました。後日ご夫婦へ診断結果をお伝えした所、がっかりされたご様子で、耐震補強をすれば強くはなりますが、再度リフォームとなると費用の負担も掛かってきてしまいますし、とても悩んでおられました。

この様なお家の場合、私は特に残念に思います。出来る事なら購入前に、耐震診断を受けているお家かどうか、診断書があるかどうかなどを確認していただきたいと思います。お家は、家族の命や財産、大切な思い出を守る為にあります。皆さんどうかお家を大切にしていただきたいと思います。それでは、この辺で、白髪頭の丸目診断士の思い出話を終わりたいと思います。

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posted by 株式会社ナカタ at 16:34| 耐震日記

2011年08月31日

耐震診断士と診断士補助の役目について

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はじめまして、株式会社ナカタの佐竹といいます。社内で最も小柄な体型のため、可愛いあだ名を付けられたりしていますが、加齢臭に悩まされる年に差し掛かっています。

今回は「耐震診断」について書かせていただきます。
「耐震診断」とは、震度6強の地震が起こった際に、家の耐震強度をきちんとした数値で表されるものになります。ただ単に耐震強度と言いましても、東西・南北の2つの方向の揺れに対しての結果や家の揺れる起点が算出されますので、どのお部屋が揺れやすく、またどのお部屋が揺れにくいという事まで、長年、家に住まれていくうえで重要な要素を知る事が出来ます。
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我々が行っています「耐震診断」とは、日本建築防災協会発行の「木造住宅の耐震診断と補強方法」という統一化されている方法に基づいています。 詳しくは以前に当社の期待の星、辻からもご紹介させていただいております(文字をクリック)。我々の「耐震診断」は基本的に2名体制で行っています。過去にもこの「耐震日記」で登場した診断士と、その補助の役目をする者で行います。
加齢臭に悩まされる私も、実はまだ日々勉強中の身でして、主に補助の役目を担う事が多いのですが、補助といってもやる事は沢山あります。


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最も大事な事は、皆様のお家の平面図を作成する事です。診断結果となる耐震診断書のベースとなる部分ですので責任重大な役割です。
もちろん診断士の確認を得ながら作成していきますので、誤りという事は起こりませんのでご安心を。家の間取り、使用されている建材やその厚みなどを確認しながら作成していきます。
我々からすると当たり前のように書いている平面図でも、お家の方からすれば凄く高度な技術だと思われる事もございますようで、なかには「よくそんなに上手く書けるね」とお褒めいただく事もあります。嬉しい限りです。



それと、診断士が診断をスムーズに行うための準備をする事も私の役目です。
構造物を確認するために、診断士が屋根裏へ上がるわけですが、進入口のほとんどが天袋と呼ばれるスペースになります。お家の大事な収納スペースにもなりますから、ほとんどのお家が、荷物を入れられています。それら荷物の出し入れも我々が行うのですが、なかにはまさにパズルのように見事な収納術を駆使されているお家があり、感心させられる事も珍しく無いです。
「出したはいいが、入れられない」ではお家の方のご迷惑になりますので、出し方、入れ方にも細心の注意を払っています。


そしてそれ以外に注意して行う事が美観の維持です。
もともと私は以前に「設備関係の現場監督」の仕事をしていました。設備設置の指揮も重要ですがそれと同じぐらい気を配っていたのが清掃作業です。現場に入る前より綺麗に掃除して現場を終える事を信念としてやっていました。


実は皆様のお家でもお部屋は綺麗で埃ひとつないのに、屋根裏や床下はゴミや埃が多いというのは珍しくありません。もちろんそれはお家の方の責任では無く、建てられた大工さんの「腕は確かだが、片づけは下手」という性格から来るものがほとんどです。
診断中に発生した埃はもちろんですが、診断前より綺麗にして帰るという事を心掛けています。「耐震診断を受けたけど、家を汚された」となったら、その後、耐震改修工事をお考えになられた時も、また家を汚されるのではないかと思われたなら、こちらも残念な気持ちになりますし、お家の方も安心して任せられないと思うからです。
お家を汚さないように診断をする事は当たり前ですが、それよりもなによりも診断前より綺麗になったと思われるような努力をしています。


私だけでは無く社員全員がこれらの事に気を配っていますので、安心して耐震診断を受けていただければと思います。
posted by 株式会社ナカタ at 16:24| 耐震日記

2011年07月25日

耐震診断と私

はじめまして、耐震診断士の森本です。DSCF6523.JPG

以前私が担当させていただきました、奈良市S様邸での耐震改修工事でのお話です。

その日は朝から職人さんが9人もおり、家の中はごった返していましたが、事前の打合せによりトラブル無く工事を始める事ができました。
工事の初日は室内の解体から始まります。一部屋の耐震補強部材の施工でおよそ2日〜3日間程度掛かります。
工程は、お部屋の解体→補強部材施工→お部屋の復旧といった感じです。
S様のお宅の工事は3部屋でしたので、計5日間の工事予定です。
DSCF6526.JPG

S様邸の耐震補強で使用させて頂いた部材は、三次元耐震補強システム金物「コボット」です。

大阪市内に本社のある国元商会さんという会社が出されている耐震補強部材なのですが、とにかく良いものです。
一般的に耐震といいますと、まず筋交いが大事と思われる方が多いかと思います。
まさにその通りです。

では、なぜ筋交いが大事なのでしょうか?
その答えは地震の揺れに対して建物が対抗する力のメカニズムにあります。

私達が行っている建物の強度を調べる耐震診断には「上部構造評点」というものがあります。
評点というのは診断の結果から総合的に導き出される地震に対する建物の強さを表す数値です。ちなみに評点1.0以上あれば震度6強の地震でも建物は一応倒壊しないとされています。

その評点の算出の仕方ですが「保有耐力/必要耐力」です。
保有耐力というのは診断の結果、その建物が持っている強さの事で、必要体力というのはその建物に必要とされる力の事です。
要は、必要とされる力より、持っている力の方が上回っていれば良いということです。
簡単に言うと、筋交いは保有耐力を多く持たせる為に欠かせないものなのです。

話は戻りますが今回使用している「コボット」は一般的に使用される木製筋交いとは強度の持たせ方が全く違います。木製筋交いは基本的に圧縮力(突っ張る力)で強度を持たせます。しかし「コボット」は引っ張り力(内側に寄せる力)で強度を持たせます。引っ張り金物なので地震が来ても柱(木材)は傷めませんし、柔構造の木造住宅には最適な部材です。

様々な耐震工法がありますがその家によって、最適な補強方法や対策は違ってきます。
各御家庭によっての家計や状況に合わせたアドバイスや工事の提案をさせて頂く事が大切だと私は考えています。

S様のお宅も私なりにベストだと考えるプランの工事をご提案させていただき、S様にもそれを信用して頂き工事を任せて頂いたのだと思っています。

今後とも、お客様との信頼関係を大切に仕事をさせて頂きたいと思います。
posted by 株式会社ナカタ at 11:42| 耐震日記

2011年05月25日

大切なお家には正しい知識を!

お久しぶりです。診断士の島原です。最近身体の調子がすごく良くて、何を食べても美味しく、体重が0.1トン!!を軽く超えてしまいました。お寿司.jpg後ろ豚.png



これからの季節、屋根裏がサウナ状態になるので、自然とダイエットになる?と期待しています。
ダイエット.jpg

ところで、最近よく思う事があるのですが・・・・。


耐震診断で皆様のお宅を訪問させて頂く際に、

・お客様から市役所に、耐震診断を申し込まれて、役所からの依頼で訪問する場合
・お客様から直接、当社に耐震診断を申し込まれて、訪問する場合


このような場合ですと、お家のピンポンを押したとき、皆さんとても笑顔で迎えてくれます。気持ちのいい笑顔を、ありがとうございます。皆さんの笑顔は、すごく素敵です!!!
笑顔.gif

逆に、耐震診断をさせていただくお家のご近所や、改修工事をされるお客様のご近隣へ、御挨拶を兼ねて耐震診断の御案内でまわらせて頂く場合。


そんな時は、、、まーーーーーーーーーーーーーすごいです!!!!!



何がすごいって、最初は皆さん目が怖いです。本当に怖いです。笑顔は素敵なはずなのですが・・・。
怒り顔.png

突然の訪問ですから、当然と言えば当然ですが。
時代なのでしょうか?他人を見たら泥棒と・・・・では無いですが。


一旦話を聞いていただければ、納得していただいて、皆さんいつもの素敵な笑顔を下さるのですが、同じ耐震診断とはいっても、なかなか難しくて考えさせられます。


そのようなお客様とお話をさせて頂くと、やはり悪徳業者の存在が大きく関わっているようです。
悪徳業者.png

よく聞くのが、「屋根の点検をします。」と言って、わざと瓦を割って、修理をせまる業者。
お家の床下に、湿気があると言って床下換気扇を勧める業者。
最近では、高齢者の方を騙して、みかんを高額で売る業者や、貴金属の買取で、「お金を取ってきます。」と言ったまま帰ってこない・・・・などなど
みかん.jpg瓦3.jpg




あの手この手で、悪徳業者が罠を仕掛けています。とても残念です。

『因果応報』という言葉があります。
私の父は、生前「ずるい事はするな!!例えうまくいったとしても、その報いは後で必ず返ってくる。自分だけでなく、子や孫に返ってくる。だから、正々堂々と正直に!!」とよく言っていました。(今では、私が息子に言っています。)

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ちょっと、宗教っぽくなりましたが、悪徳業者の被害に遭われた方は、「知らなかったから!!」という方が多いようです。

例えば、先程の「床下換気扇」ですが、床下の空気の流れをよくして湿気を外へ逃がす為のものです。しかし、本当に換気扇が必要な程床下に湿気が多いのでしょうか?診断させていただくと、中にはかなりの湿気があるお家もありますが、ほとんどのお家は・・・。

はてな.jpg




我々も耐震診断で、床下の湿気を計りますが、その場合人の感覚で湿気の有る無しを判断するのではなく、『含水率計』という機械を使って判断します。その結果、カラカラの床下だったり、ベタ基礎といって、床下全部がコンクリートの基礎で覆われていて、湿気対策の必要の無い床下に換気扇がいくつも付いていたり。。

含水25.JPG含水13.JPGベタ基礎2.jpg


何も知識が無い状態で、必要以上に脅かされれば恐ろしくなって換気扇を付けてしまうのも無理はありませんが、大切なお家の事ですから、知らなかったではなく、知識は正しくもっておかなければなりません。


そもそも、床下という場所は室内に比べれば高湿です。床下が多少湿気ているのは当然な事で、本当に何らかの対策が必要なのかどうかをしっかりと見極めなければなりません。


床下に湿気が多くなる原因としては、敷地条件(以前田んぼや湿地であった等)の他、増築等で床下の空気の通り道が遮られてしまっていたり、家の外周部より基礎内部の地盤面の方が低い、床下通気口の前に物を置いて塞いでいたり、さらには設備配管からの水漏れが原因となることもあります。

yukasita.gif


これらの解決策は、原因によってそれぞれ異なります。なので、床下の湿気はまず原因から探っていく事が大切です。


そして、床下が湿気ているとどういう良くない事が起きるのか。


よく言われるのはシロアリですが、確かに湿度を低く保つ事でシロアリの侵入を防ぐのに多少効果はあるかもしれませんが、元々シロアリは「蟻道」という湿度の高い道を造ってその中を通るので、それで完全に防げるわけではありません。


床下の湿気対策は、床下木材の腐朽対策であると思った方がいいでしょう。

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電球.jpg


他にも、耐震診断を受けていただいたお家の方からは、「えっ、そうなの??」とか「知らなかった!!」「逆だと思っていた!!」と、言われる事がたくさんあります。


作業員.jpg
そういう事にならない為にも、お客様自身も大切な我が家の正しい知識を持つ事が大事だと思います。我々診断士も、お家を大切に思う皆さんの気持ちに精一杯応えられるよう、『正々堂々と、正直に!!』仕事をさせて頂きます。


是非、『耐震診断』を受けて、正しい知識を!!!

 

  →耐震診断のお申込みフォームはこちら

posted by 株式会社ナカタ at 17:43| 耐震日記

2011年04月28日

リフォーム工事でもエコポイントが貰えます!

先日、耐震改修工事をご依頼頂きましたお客様が部屋が寒くてお困りとのことでしたので、耐震改修工事と合わせて既存サッシの部屋内側にもう一つサッシを取り付ける、内窓設置工事をさせて頂く事となりました。

P4230617_R.JPG内窓施工後の写真



お家の中で、最も暖房の熱が外へ奪われる場所が窓回りであると言われています。
多くのお家の窓にアルミサッシが使われていますが、アルミサッシの主な材料であるアルミもガラスも非常に熱を伝えやすい性質を持っています。
その為、冬のお家の窓回りでは常に外の冷気が窓を伝わって室内側に、せっかく暖めた空気は外側に出ていってしまっています。
下は、一般の住宅の冬の熱損失量の割合を図で表したものです。

eco03-01.jpg


逆に熱を伝えにくい素材には木材や樹脂が上げられます。
又、空気も大変熱を伝えにくい性質をもっています。
断熱材にふわふわの綿のようなものが使われるのも、たくさんの空気を含むことで熱を伝えにくくしているのです。

今回施工させていただいた、後付け型の内窓「インプラス」は、サッシ部分が樹脂でできています。
樹脂はアルミに比べて熱伝導率が1/1000程度であり、さらに内側の窓を設ける事で外側の窓との間に空気の層が生まれ、その空気層が家の内部と外部の接する部分で起こる熱交換を大きく軽減します。

又、冬のお家で悩まされるのが結露ですが、結露が起こる原因も部屋の内部とサッシの温度差なのです。空気が含むことができる水蒸気の量は、空気の温度が上がれば上がるほど増えていきますが、暖められた部屋でたくさん水蒸気を含んだ空気が、外気で冷やされた窓に触れる事で急に温度が下がり、抱えきれなくなった分の水蒸気が水滴となってしまうのが結露です。

img_01.jpg

「インプラス」では外気の冷たさが部屋内の窓に直接伝わらない為、嫌な結露が発生しにくくなるのです。

又、空気のもう一つの性質として音が伝わりにくいという性質があげられます。
その為、「インプラス」を設置することで高い防音効果を発揮して、外から中へ、中から外へ両方の音の出入りを減らすことができます。

さらに、夏場の部屋の温度上昇は窓から差し込む日射によるものが大きな割合を占めますが、インプラスのガラス部分を遮熱高断熱複層ガラスにすることで、室外側ガラスにコーティングした特殊金属膜が、夏の強い日差しを約60%カットして、冷房効果を高めます。室内の明るさはそのままで、窓から入る熱をカットし、紫外線も大幅に遮断してくれるので、健康や家具の色あせなどにも効果があります。
下は、一般の住宅で夏場に冷房効率を下げる熱が室内に進入してくる割合を図で示したものです。
eco03-02.jpg

こんないいこと尽くめの「インプラス」ですが、さらに今なら取付工事費用にエコポイントがつきます。窓の大きさにより、7000ポイント〜18000ポイントが付与されます。
もらったエコポイントは、色々な商品や商品券に引き換える事ができます。

対象となる工事は、2010年1月1日〜2011年7月31日に着工し、年内に施工が完了したものです。
期間が短縮された為、間も無く対象工事が締め切りとなります。
工事をお考えの方は、1ヶ所1時間〜2時間で取付可能な「インプラス」を、ポイントが付くお得な今のうちに、是非取付けてみませんか?


今回施工させていただいた「インプラス」の施工写真です。
今回は木製風のサッシ枠を使用しました。



和室にぴったりの障子風ガラスタイプのインプラス。
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  施工前                              施工後


高窓など、色々なタイプの窓に取り付け可能です。
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posted by 株式会社ナカタ at 18:06| 耐震日記

2011年03月14日

東北地方太平洋沖地震について




東北地方太平洋沖地震の被害にあわれた皆様へ心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。





日本付近で起きる大地震は、プレート境界型地震、プレート内部破壊による地震、地表近くの活断層による地震に分類されます。
今回発生した、東北地方太平洋沖地震は「プレート境界型地震」に分類されます。


元々、地球表面はプレートと呼ばれる10数枚の地盤がパズルのように組み合わされて構成されていて、それらが地球内部の熱により年間数cm〜10数cm程度の速度で移動しながら、ぶつかりあったり互いに潜り込んだりしています。このぶつかりあいや潜り込みによって生じるエネルギーがプレート境界型地震の発生源となります。



日本の太平洋上にはこのプレートのうち4枚の境界が集まっています。(下図参照)
それが、世界の大地震の20%が日本でおきている原因の一つとなっています。
プレート.JPG



今回の東北地方太平洋沖地震の震源地となった宮城県沖では、過去から周期的に巨大地震が発生している地域であり、30年間のうちの地震の予測発生確率も99%と高いものでしたが、ここまで大きな地震が起きることは予想されていませんでした。


又、1995年の阪神・淡路大震災に関しては当時の予測発生確率が0.4%〜8%であり、2004年の新潟中越地震はそれ以下の確率であり、例え確立が1%以下であったとしても巨大地震は突然起こりうるものだという事がわかります。


日本という国に住んでいる以上地震は免れないものであり、そうであるならば起こらない事を祈るよりも起きた時にどう行動するかを普段から想定して生活していく事が大切であると思われます。




被災地では、一日も早く普段の生活に戻れますよう、心よりお祈り申し上げます。





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2011年02月28日

ニュージーランド地震発生

先日発生した、ニュージーランド地震から1週間目を迎える今日、死者は140人を越え、行方不明者は200人以上に上っています。


今回の地震で、多数の日本人の方も被災されましたが、その原因の一つとされているのがCTVビルの倒壊です。


元々ニュージーランドは、日本と並ぶ地震大国であり、日本や米国と並び、世界のトップクラスの耐震技術を持つと言われています。


ニュージーランドでも、1992年と2008年に耐震基準が改定されてきた歴史があります。改定のたびに基準は厳しくなっていますが、実際の改修が進まない現状があるといいます。

 これには、金銭的な問題等により、新しい基準の建物の新築か、歴史的建造物の耐震改修が優先され、一般の古い建物の改修は進まないといった背景があるようです。これはニュージーランドでも日本も同じだと言えます。


 今回のCTVビルの倒壊ではビルのバランスの悪さが被害を拡大させた可能性が指摘されています。
 倒壊後のビルをテレビなどで見ると、前面のフロア部分はほとんど倒壊し、背後の階段とみられる部分は残っている事が分かります。
 建物の1カ所だけが強い構造を持っていた場合、地震のとき、そこを中心に回転するような現象が起きることにより、同じ建物でも構造の弱い部分に特に被害が集中することが阪神大震災のときにも確認されています。

 又、CTVビルは昨年の九月と十二月にも地震による損壊を受けており、数メートルの亀裂が建物にいくつも入っているような状況で、人々は心配しながら建物を利用していたそうです。

 同じような規模の地震が今日、日本の何処で起きたとしても少しもおかしくない状況です。
その日に備えて、できるだけ被害を少なくする為、悲しむ人を出さない為、最新の耐震基準に基づいた改修をしていく必要があると強く感じざるを得ません。

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2010年10月23日

「木造住宅の耐震診断とお客様のつながり」

初めまして。社内1一生懸命!「汗かき」診断士、河口と申します。
先日、奈良市のU様邸の木造住宅の耐震診断を通じて、木造家屋の補強工事・白蟻防除工事・天井の張り替え工事をさせて頂きました。朝早くからの工事開始でしたが、ご主人様・奥様とも、その前からお家の片付けや荷物の移動もしていただいておりまして、ありがとうございました。
また、工事中はお2人とも、工事の工程や仕上がり具合などを真剣に見ておられ、そしてご主人様からは「やっぱりプロだな、さすがです」というとてもうれしいお言葉もいただきました。最後には、ご主人様・奥様からも、また長いおつきあいをしてねと言われました。

ご主人様・奥様と一緒に
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私は、お客様やお家から必要とされるこの仕事に誇りを持っています。
この仕事は今後も世間から必要とされる仕事だと思っていますし、そうあるべきだと思っています。

ところで、少し話は変わりますが今回工事をさせて頂きましたU様邸や、最近は耐震診断をさせて頂いたお客様からも「シロアリ」の質問や相談をされる機会が増えましたので、シロアリについて少しご紹介させていただこうと思います。

木造住宅にお住まいの方なら一度は考えた事、悩まされた事がある白蟻被害ですが、実はシロアリは4月〜6月過ぎぐらいまでが、羽アリの出る季節でもあり注意が必要です。また、シロアリと一言で言いましても、日本には主なものは5種類います。ヤマトシロアリ、イエシロアリ、ダイックシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、タイワンシロアリです。

中でも一般的なもの(広範囲に分布している)は、主に地下(土の中)から建物に侵入するヤマトシロアリとイエシロアリです。ほかの種類は土の中からではなく飛来等によって侵入します。そして、シロアリが好む場所は、@日当たりの悪いところ、A暖かいところ、B湿気が多いところ、の3つです。また、被害の受けやすいところが、@水をよく使うところ(台所、洗面所、トイレ、浴室)の床下、A水をまくことの多い玄関廻り、です。この部分は特に気を付けてください。

シロアリを寄せ付けない為に、床下に木片が残っていないか確認しましょう。また、床下の風通しを良くするために、通気口の前に植木鉢などを置かないようにして下さい。

ところで、シロアリはアリの仲間だと思いますか?実は白蟻の祖先はゴキブリの祖先と一緒だと言われています。ちなみに、アリはハチの仲間です。シロアリは木材以外も食べます。米にじゃがいも、畳も好きみたいです。さらにはプラスチック、動物の死骸、ケーブル、コンクリートまで加害することもあります。我々やお家にとっては迷惑な事ばかりなのがシロアリです。

耐震強度面から見ましても、蟻道・蟻害があると大切な家屋の9割が全壊というデータもでていますので、このブログを見て頂いた方は早速、大切なお家のチェックと併せて耐震診断の実施をおすすめ致します。

白蟻防除の様子です。
木材に小さな孔を開け、そこから木材の内部まで薬剤を含浸させます。
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基礎までしっかり薬剤を散布します。
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posted by 株式会社ナカタ at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 耐震日記